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ゆすらうめのジャム

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趣味の園芸

園芸の楽しさにも、いろいろあると思いますが
わたしの春のたのしみは、球根の芽吹きかな・・・
土の表面から元気な緑色が見えると、忘れていたへそくりが偶然出てきた時のような驚きと嬉しさ、冬の終わりと春の訪れを実感するのです。

数十年前、造成地の棲み処には緑がなく、
↑のような村で育った私は堪らず園芸を始めたのでした。

当時世間はガーデニングブーム。外国の庭園のような花いっぱいの庭を夢見て色々試行錯誤しました。
数年後、庭は花いっぱいになりましたが、それを維持していくことの大変さにも気づいたのです。
色々な種類の珍しい花を植えたくなり買ってくるものの、うちの庭の環境に合わず沢山ダメにしました。

日当たりは良かったものの、西日も強く当たり夏場などは過酷な環境だったので木を植えることにしました。
西側の常緑樹をはじめ、南側の落葉花木、旅行先で苗木で買った名産木、つる性木など樹木が増えるにつれて庭の土に色々な環境が生まれました。

植える花も宿根草や低い花木が多くなり、それまでは興味のなかった地衣類にも興味が出てきました。
そして気が付けば憧れの外国風庭園とは程遠い、何となく和風の庭になっていたのでした。

そのころには、むしろ日本庭園に強い興味が湧き、師について学ぶという展開になりました。
庭熱もひと段落し、今我が家の庭は昭和のどこにでもあったような庭に落ち着きつつあります。

うちの環境を気に入ってくれた植物たちは、それほど手を掛けなくても機嫌よく生きていてくれます。
小さい植木鉢で数本の花を育て愛でるつつましさにも、安らぎと楽しさを覚えてきたのです。

若いころは素敵に思えなかった生活感や成り行き任せの風情も、「それもまた、いいな」と思えるようになってきたのです。
この数十年で変遷してきた私の庭は、そのまま心の置き所の変遷であったのかもしれません。

by ranndosuke-pu | 2017-03-04 11:17 | 楽しいこと57
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木に親しみ季を愛で機を楽しむ


by ゆすらうめ~♪
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